最近の婚礼では席次表を手作りされる方が増えてきました。
中にはプロフィール付や列席者の方へのメッセージ付など手作りならではの、
心のこもった席次表もよく見かけるようになりました。
さて、この席次表、自分たちのこと(プロフィールやメッセージ等)は、すらすら書けるのに“席次”(誰にどこに座ってもらうか)については、悩まれる方が多いようです。
席次の打合せでは、(1)『どっちが上座?』ということと(2)『どちらの方が上座(立場が上)?』ということが多く質問されます。
(1)は席そのものの質問で(2)列席者の方の立場の質問、です。
この(1)と(2)の大原則がわかっていないと、列席者の個人個人の席次や、ある方とある方(例えば会社での位が同じ方)でどっちを上の立場にするか(もしくは同じ立場)という細かな配置も全てがずれてきてしまいます。
と、言う訳でこの(1)と(2)の結婚式における大原則についてお話します。
実に単純な論理です。(※席次は細かく一人一人考える前に、まずは大きく全体図を見てからひとりひとりの席次を決めてください。)
下記の図をご覧ください。
☆に近いところが上座。遠いところが下座。
そうすると縦軸と横軸があり、縦軸と横軸、どちらを優先すべきか悩む場合があると
思います。縦軸優先です。
例えばDは、1列目(縦軸)ですが一番中心(横軸)から離れている。Eは、2列目(縦軸)ですが、中心(横軸)に位置する。
ではDとEどちらが上座か?
縦軸優先です。通常Dが上座です。
テーブルの、上座・下座を理解して次にテーブルの中でも、縦軸・横軸を考えながら配置します。
どうですか?
全体図を見ながら上座・下座を理解すると席次は、簡単です。
これが、最初の問いの(1)『どっちが上座?』の答えです。
では(2)『どちらの方が上座(立場が上)?』について説明します。
席次についての上座・下座を理解したら、次は人です。
席次よりシンプルです。
- 会社関係 → 2)友人 → 3)親戚 → 4)家族
この順序です。
この中で、最初にこんな疑問を持たれる方がおられます。
『親戚の最年長のおじさん、会社もたくさん経営していて、結構偉い。議員にも知り合いが多い。そのおじさんより、同じ年の友人の方が偉いの?』
答えは、お解りかと思いますが、友人の方が親戚より上座です。
「血の濃い方が、下座」という言い方をしたりもします。
この親戚と友人の位置関係は結婚披露宴ならではという感じがします。
これが、2番目の問い、(2)『どちらの方が上座(立場が上)?』の答えです。
その、理解を深めていただくために極端な事例をお話します。
≪新郎様が親戚の伯父様の経営する会社に勤めている。その会社の主賓として伯父様が列席する。席次表の肩書きも会社の代表取締役社長として印刷した。≫
この場合は通常上座に座っていただくのがベストと思います。
つまり、だれが偉い、偉くないではなく・・・・・どの立場で列席するか?(会社関係なのか親戚なのか友人なのか・・・・)で上座・下座が決まるということです。
結婚式の席次は、通常の式典や会社の宴会の上座・下座とほぼ同じなのですが、
“親戚” ”家族“ という立場が入ることのみ通常の宴会とは違うということになります。
今日は、席次の上座・下座についてお話させていただきました。
席次表を考える際の、参考にしてみてください。
結婚式の席次について、考えていると、もちろん個人差はありますが親戚関係が一同に集まる機会は、現代では結婚式しかなくなっていると言えるかもしれません。
結婚式の列席・パーティーなど パーティードレスレンタルは
↑↑クリック↑↑ 晴れの日かしいしょう