ナポレオンの村 ローマ法王に米を食べさせたスーパー公務員に学ぶ 


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先日共育和楽塾金沢開催の翌日、
金沢で高野誠鮮氏のご講演を聴講しました
高野氏は著書「ローマ法王に米を食べさせた男」
ドラマ「ナポレオンの村」のモデルとなった
その人です。
スーパー公務員として あまりにも有名な方なので
どんな話をされるのか楽しみに聴講しました^^ 12019829_948371018557447_5401107563507002325_n
話の内容はすごい、すごい!話に惹きこまれるは、
適度に笑いはあるは斬新な企画発想の連続そして
「戦略」を大切に組み立てて実践されています。
根本的な考え方には利他の心があり
私利私欲は無し! まさに本当にスーパー公務員
石川県羽咋市の中にある神子原地区では
神子原、千石、菅池の集落からなる農村集落で
住民の多くが農家。この地区の最大の課題は、
高齢化率が高く、離村率も激しいということ。
とくに菅池は高齢化率が57%にも達し、
住民の平均年間所得は僅か87万円だったそうです。 12047032_948370881890794_9126566107310399940_n
いわゆる”限界集落”と呼ばれる地域です。
高野さんは「山彦計画」を企画立案。
ここからが 高野流!実現するための手法は、
会議はやらない、 企画書もつくらない、上司には
全て事後報告で スピード重視!
予算は僅か60万円というもの。
上司からは「ゼロが一桁足りないんじゃないの?」
といわれたとか。
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ほかには「棚田オーナー制度」「烏帽子親農家制度」
が特筆すべき戦略です。これらはいずれも、
神子原地区に若者を多く集め、
あるいは 移住させることで、 集落の人たちとの
交流を図り活性化を目的としています
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烏帽子親農家制度とは、学生などの若い人に
農家に2週間泊まってもらって農業体験をして
もらうという制度です。 この制度には、旅館業法や
食品衛生法に ひっかかるのでは というお国から
呼び出しをくらうことに なったそうですが、
ここも高野式!度重なる呼び出しも無視!!
対応策も高野流!!
「あくまでも仮の親子関係である」 という事実を
強調して、切り抜けるために、 平安時代から
伝わる伝統文化 「烏帽子親制度」を用いて、
某全国紙に取材を依頼し 国の追及をかわしたとか。
更に、 最初農家の受け入れも
否定的だったそうですが「酒が飲める女子大生」
を売り文句にすると
農家のお父さんたちは大喜びで 受け入れたそうです
エピソードが面白すぎる。。^^
まだお米の話まで届きそうもないので
今日はこの辺で。 またブログ読みに来てください♪
この続きは次回、時間見つけて書く予定です。